当事務所の林弁護士が,平成26年12月8日,常習累犯窃盗事件の不起訴処分を獲得いたしましたのでご報告いたします。

事案の概要:常習累犯窃盗の前科を持つ女性が総菜等を万引きした事案。日頃お世話になっている医師(被疑者の主治医)の依頼で迅速に対応し, 被害者から示談書、嘆願書、被害届取下書をいただいた上、主治医の協力を得て弁護人の意見書を作成し検察官に提出した結果、不起訴処分となりました。

なお,常習累犯窃盗というのは,過去10年以内に3回以上の服役(期間6ヶ月以上)をしたことのある人が,再度窃盗をした場合に適用されるものです。つまり,通常の窃盗よりも重く,これについて起訴猶予処分とされるケースは極めて少ないと言って良いでしょう。

弁護人及び主治医の迅速かつ適切な対応がこの結果に結びつきました。