Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの略です。日本語に訳すと「精神障害の診断と統計の手引き」となります。アメリカ精神医学会の定めた精神障害に関する診断基準です。
 DSMは、医師の主観的な判断に頼っていた精神障害の判断について、診断基準を明確にし、客観的な判断を下すことを可能にする役割を果たしました。これによって医師による診断の違いが少なくなるという効果がもたらされました。
 DSM-Ⅳ-TRとは、Text Revision’ of the DSM-IVの略です。これをあえて日本語に訳すと「精神障害の診断と統計の手引き第4版改訂版」といったところになると思います。
 なお、今年(2013年)DSM-5が発表される予定だそうです。