当事務所の林大悟弁護士、明石順平弁護士が平成25年9月24日、東京区検察庁において、窃盗事案に関して不起訴処分を獲得しましたのでご報告いたします。

事案の概要:30代の女性がスーパーで万引きをした事案。ご本人は摂食障害を抱えており、窃盗の前歴があった。

 相談を受けたのは、事件の発生から約4日後。身柄拘束はなく、在宅事件。素早く被害店舗の店長に連絡を取り、示談交渉。まず謝罪するとともに、当職らの豊富な経験を元にクレプトマニアについて丁寧に説明し、治療への理解を求めたところ、示談が成立。示談書の他、被害届取下書、嘆願書へも署名・捺印をいただいた。
 上記と並行して、クレプトマニア及び摂食障害の治療も開始。被疑者本人から治療に専念する旨を誓約する手紙も受け取った。
この治療に関する書類と共に、示談書等を担当警察官を通じて担当検事に提出したところ、不起訴処分となった。

 ご本人の回復を期待しております。