平成28年(う)第1459号東京高等裁判所第10刑事部平成28年12月13日判決
・事案の概要:前刑の執行猶予判決からわずか10か月で食料品店において、食品13点(販売価格合計8380円)を万引きしたクレプトマニア(窃盗症)患者(60代後半の女性)による同種万引き再犯事案です。原審(横浜地裁)は、懲役10月の実刑に処し,当事務所の林弁護士が控訴審から受任しました。東京高裁は,原審判決後の条件反射制御法による治療の開始により,治療効果が出始めているとして,再犯防止がかなりの程度期待できると判示しました。
・弁護の結果:原判決破棄・懲役10月保護観察付き執行猶予4年。
控訴審の裁判官のご理解に感謝します。裁判官の期待を裏切らないように被告人の回復を見守っていきます。